大相撲秋場所は13日に初日を迎える。12日は会場の東京・両国国技館で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方らが出席して15日間の安全を祈願した。7月の名古屋場所で3度目の優勝を果たし、2場所ぶりに大関へ返り咲いた安青錦(22)は優勝額贈呈式に出席。集まったファンから温かい声援を受け、「すごく刺激になる」と感謝し「優勝を目指して頑張る」と2場所連続Vを見据えた。
今回の優勝額では所属する安治川部屋を1月から後援しているコンサルティング会社「ベイカレント」の化粧まわしを締めた。出身地のウクライナの国旗をイメージした青と黄色のデザインで、今月8日に同社から贈られたばかり。「部屋を応援していただいている会社。感謝の気持ちを込めて」と語った。
左足首や左足親指のけがの影響で慎重に調整してきた。相撲を取る稽古は8日に再開し、10日まで行った。8月の夏巡業も含めて関取衆と一度も相撲を取らずに初日を迎える。体や足の状態は「やってみないとわからない」というが、「やれることは全部やってきた。明日からやるだけ」と引き締まった表情で話した。
初日の相手は初顔合わせの前頭筆頭・琴栄峰(23)。「自分の相撲を取り切れるように」と安青錦。横綱審議委員会の昇進内規は「大関で2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績」。再び横綱昇進への戦いに挑む。(石井文敏)