「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

大関安青錦(22)=安治川=が9日、都内の部屋で稽古を行い、関取と相撲を取らず初日に臨む異例の方針を掲げた。

この日は三段目を相手に15番、持ち味の低い体勢を崩さず動きを確認。「感覚をもう少し戻したい」と語った。左足首負傷で出場が危ぶまれた名古屋場所前でも一度、欧勝馬を部屋に呼び相撲を取ったが、今回は「その予定はない」とキッパリ。「やれることをやってきている。不安はない」と語った。

万全ではない左足を考慮した方針。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は「心配はしていない。自分の相撲を取れるかどうか。焦らないで状態を見極める」と説明した。

先日、都内で尊敬する元横綱の若乃花さんと初めて会食した。技術論を交わし「30分ぐらいに感じた」と濃密な3時間を過ごした。「すごく勉強になった。良くないところも教えていただいた」と課題を指摘された。

3度の優勝はいずれも12勝3敗で決定戦を制したもの。「今場所こそ本割で決めたい」。課題を克服し、2場所連続で賜杯を抱くつもりだ。