大相撲秋場所14日目(26日、両国国技館)思わぬ失速で2連敗を喫した横綱大の里(26)が、珍しく感情をあらわにした。引き揚げる花道で短く絶叫した。胸から当たる立ち合いで右を差す。すぐに前に攻めたが、肝心の足が流れた。大関琴桜(28)が左でいなすと右下手は簡単に切れ、突き落としにばったりと両手をついた。
1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降、12日目終了時点で2差を逆転された例は4度。番付下位に屈したのは、平成11年初場所で関脇千代大海に優勝を許した横綱3代目若乃花しかいない。千秋楽は7日目から8連勝と波に乗る大関安青錦(22)と相星決戦に臨む。
ABEMA大相撲LIVEで解説を務めた花田虎上氏(55)=元横綱3代目若乃花=は「もっと優勝してほしかったですね、ここまで来るのに。もっと努力して。まだ物足りないなと思います。元横綱だからとかじゃなくて、そういうふうにできる力士なので。年齢的にも大学卒業して入ってるんで、そんなに時間ないじゃないですか」と明かしていた。
■大の里 泰輝(おおのさと・だいき) 本名・中村泰輝。平成12(2000)年6月7日生まれ。石川県津幡町出身、二所ノ関部屋。小学1年で相撲を始め、新潟・海洋高から進んだ日体大の1年で学生横綱。3、4年で2年連続アマチュア横綱。令和5年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。同年秋場所新十両。6年初場所新入幕。新小結の同年夏場所で初優勝。同年九州場所で大関昇進。7年名古屋場所で横綱昇進。