「大相撲秋場所・2日目」(14日、両国国技館)
新入幕の朝翠龍が湘南乃海を寄り切り、兄の朝紅龍は阿炎を押し出して、兄弟そろって歴史的な連勝スタートを切った。上位陣は連日の安泰。横綱大の里は琴勝峰を押し出した。大関陣は、綱とりの霧島が新小結伯乃富士を寄り倒し、安青錦は高安を寄り切り、琴桜は義ノ富士に上手投げを決めた。大関を狙う関脇熱海富士は美ノ海を押し出して2連勝とした。
立ち合いで決めた。朝翠龍が右を差して一気に走った。回り込もうとする湘南乃海に体を寄せ、土俵下に投げ捨てるように寄り切った。「立ち合いの意識を変えず、自分の相撲を取った」とうなずいた。先場所の十両優勝決定戦で敗れた相手を圧倒した。
その後、朝紅龍も勝利した。史上14組目の兄弟幕内。一方が新入幕で、そろって連勝するのは昭和以降の12組では初めて。貴花田(後の横綱貴乃花)、若花田(後の横綱若乃花)もできなかった快挙。朝翠龍は「続けたい」と喜んだ。
「同じ小兵なので分かり合える部分がある」と兄の背中を見る。幕下時代は重圧に弱い面があったが「楽しく相撲を取る。負けたらどうしようと考えず」と兄から好影響を受ける。
朝紅龍も弟の連勝を受け「勝たないと、と少し緊張した」と表情を緩めた。高砂部屋は朝乃山、朝白龍も連勝発進。新入幕の朝翠龍が流れをつくる。