大相撲秋場所13日目(25日、両国国技館)横綱大の里(26)は2敗目で後続との差が一つに縮まった。先場所で敗れたとはいえ、過去10勝1敗の大関霧島(30)を相手に慌てていた。立ち合いで手繰られた右は差すことができず、左四つで右上手は十分の形ではない。大関の左下手投げに誘われるように寄ってしまい、土俵際の投げに足が流れて逆転負けを喫した。

NHKでラジオ解説を務めた舞の海秀平氏(58)=元小結=は、「大関で2場所連続優勝、または準ずる成績、それさえあげればあとはもう8勝、9勝、10勝でもいいのかというと、そんなことはありませんよね。ですからぜひ大相撲ファンにも横綱に対して厳しい目で見てもらいたいですね。そして常に緊張感を持たせて高いレベルの横綱をみんなで作ってほしいですよね。昔に比べて大相撲ファンも厳しい目というよりは、温かい目で見るようになりましたから、それがいいのか悪いのか分かりませんけどね。先場所、大の里が勝ち越したときにものすごい盛り上がりだったですね。私、あの光景を見てガッカリしましたけどね。情けないと思ってほしいですね」と明かしていた

■大の里 泰輝(おおのさと・だいき) 本名・中村泰輝。平成12(2000)年6月7日生まれ。石川県津幡町出身、二所ノ関部屋。小学1年で相撲を始め、新潟・海洋高から進んだ日体大の1年で学生横綱。3、4年で2年連続アマチュア横綱。令和5年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。同年秋場所新十両。6年初場所新入幕。新小結の同年夏場所で初優勝。同年九州場所で大関昇進。7年名古屋場所で横綱昇進。