大相撲秋場所12日目(24日、両国国技館)新関脇藤ノ川(21)は4度目の対戦で霧島(30)を初めて破り、3敗で賜杯争いに踏みとどまった。左でいなして大関を泳がせ、手繰られた左を突きつける。気迫十分に押し倒した。
場所前は綱とりを期待された霧島は6勝6敗となった。NHKでテレビ解説を務めた琴風浩一氏(69)=元大関=は「本当に相撲って怖いですよ。ちょっとのことで状況が一変してしまうんですよね。本当に怖いですね。昔のことを思い出しても、いまだにドキドキしてきますよ。状況が一変するんですよね。本当に一つの勝ち負けで。安青錦にしても横綱だって言ってたのが、かど番になったりしましたからね。そういうことはあるんですよね。でも、そこをまたどう乗り越えて綱張ってくるんだというのをお客さんも見てるわけですよね」と指摘していた。
■霧島 鐵力(きりしま・てつお) 本名・ビャンブチュルン・ハグワスレン。平成8(1996)年4月24日生まれ。モンゴル・ドルノドゥ県出身。陸奥部屋。遊牧民の一家に生まれ、相撲未経験で来日。平成27年夏場所で初土俵。令和元年春場所新十両。2年初場所新入幕。3年九州場所新小結。5年名古屋場所新大関。優勝3回。