大相撲秋場所13日目(25日、両国国技館) 東前頭6枚目朝乃山(32)が関脇熱海富士(24)を寄り切って3敗を守り、10勝目を挙げた。熱海富士は3連敗。単独首位の横綱大の里(26)は大関霧島(30)の下手投げに屈して2敗目を喫した。安青錦(22)は琴桜(28)との大関対決を肩透かしで制し、10勝3敗。14日目に大の里が琴桜に勝ち、3敗の2人がともに敗れると、大の里の6場所ぶり6度目の優勝が決まる。

霧島が意地を見せた。立ち合い、大の里が右差しにくるところをとったり気味に封じると、大の里はやむなく不得手の右上手になった。それでもとにかく前に出ようとして下手投げに屈した。当然、しぶとい霧島の下手投げは頭にあったはずだが、出ていって投げにのっかってしまった。左の下手を引いてひきつけていれば食わなかったろう。

展開次第で大の里の優勝が決まるケースもあった13日目だったが、1日にして局面は大きく変わった。千秋楽は3敗を守った安青錦との直接対決が予想される。安青錦はその前に、大の里に勝って気をよくした14日目の霧島戦でいかに自分の相撲に徹することができるかだ。(元大関武双山)