大相撲秋場所7日目(19日、両国国技館)4日目から3連敗してどうなるかと思われた安青錦だったが、熱海富士相手に大関の貫禄を見せた。低い立ち合いから、左前みつのいいところを取ると出し投げを打つなど、どんどん前に出た。ひと呼吸おくと熱海富士の大きな体を重くのしかかる。休まずに攻めて寄り切った。
熱海富士としては先場所の優勝決定巴戦と同じような心理状態だったかもしれない。左足を痛めている安青錦がそんなにガンガン攻めてはこないのでは思ったら、前みつを引かれて一気に出られた。今場所も安青錦は不調で、今度はいける、と踏んでいて意表を突かれたのか。調子のよさでは熱海富士だったが、その通りにならないのが相撲の難しさでもある。(元大関武双山)