大相撲秋場所9日目(21日、両国国技館)小兵の殊勲に満員御礼の館内は大きく盛り上がった。新関脇藤ノ川(21)が埼玉栄高相撲部の先輩、大関琴桜(28)を上手投げで撃破。大関の出足に土俵際へ後退したがよく残して突き、押しから左四つとなり、先に仕掛けて際どく勝った。
NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(58)=元小結=は、「この一番を見ていても大相撲がなぜ体重別じゃないかというのが分かりますよね。小さい力士もたくさん武器を持ってるんですね。強みはあるんですよね」と指摘していた。
■藤ノ川 成剛(ふじのかわ・せいごう)本名・斎藤成剛。平成17(2005)年2月22日生まれ。京都市出身。5歳で相撲を始め、強豪の埼玉栄高相撲部で主将を務めた。令和5年初場所初土俵。6年九州場所新十両。7年名古屋場所で新入幕を果たし、しこ名を若碇から改めた。父は元幕内大碇の甲山親方。