[ 2026年7月16日 04:45 ]

大相撲名古屋場所4日目 ( 2026年7月15日 IGアリーナ )

ウクライナ出身の平幕・獅司が新入幕の一意(かずま)を力強く寄り切り、関取昇進後は初となる4連勝を飾った。先場所の千秋楽翌日に左肩を手術したが、ケガの功名なのか影響を感じさせない相撲で好発進。休場明けの横綱・大の里は平幕・豪ノ山に押し出され、早くも3敗目を喫した。綱獲りの大関・霧島は平幕・隆の勝を押し出して全勝を守った。

獅司の勢いが止まらない。同じ出羽海一門の一意戦。立ち合いで右に動いた。右を差して、もろ差しに。土俵下で勝負審判を務めた師匠の雷親方(元小結・垣添)の前で力強く寄り切り「中に入って最後は腰を下ろした。悪くない」とうなずいた。この日の朝稽古では右の使い方を入念に確認。成果を初顔に発揮し、地力を示した。 験の良い7月でもある。20年に序ノ口デビューを果たし、3年前には新十両に昇進。負け越しは一度しかなく、「名古屋は、いつも良い」と言う。アマチュア時代には世界選手権重量級3位などの実績があり、1メートル92、177キロの巨体とパワーを生かした相撲が持ち味だ。 先場所千秋楽の翌日に、痛みを抱えていた左肩を手術。「先場所よりは痛みはないけど、100%じゃない。良くはなっている」。本格的な稽古を始めたのは約1週間前だが、都内で下半身中心のトレーニングなどで鍛え上げてきた。雷親方は「今場所は肩にも力が入っていると思う」と指摘。体の状態も上向きで白星を伸ばしている。 2場所連続6勝9敗で負け越し中。西前頭14枚目で臨む今場所で関取昇進後、初日から初の4連勝と乗ってきた。「まだ4連勝。調子が良い。頑張ります」。ウクライナ出身の29歳が、幕内残留への道を自ら切り開いていく。

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