[ 2026年9月15日 04:30 ]

大相撲秋場所2日目 ( 2026年9月14日 両国国技館 )

現役最年長で初土俵以来31年無休の序二段・翔傑(芝田山部屋)が50歳になって初めて土俵に上がり、30歳下の序二段・駒ノ富士(20=伊勢ケ浜部屋)をきめ倒しで破り白星発進した。昭和以降では51歳7カ月で引退した華吹に次いで2人目の50代力士。95年春場所の初土俵から31年無休の鉄人が健在ぶりをアピールした。幕内は横綱・大の里が琴勝峰を退けるなど、2日連続で上位安泰だった。

観客の姿もまばらな午前11時前、序二段の取組でも土俵下には多くのカメラマンが控えた。無数のフラッシュがスポットライトのように輝くなかで、翔傑は30歳年下を力ずくで退けた。相手の当たりを受け止めると右から抱えて力任せにきめ倒し。「土俵に上がったらイーブン。何歳差とかは勝とうが負けようが関係ない」と言い放った。 5日に50歳の誕生日を迎えた。50歳で本場所の土俵に上がったのは昭和以降では2人目。初土俵から一度も休まず歴代最長の187場所連続皆勤の鉄人だ。入門時の師匠、元放駒親方(元大関・魁傑)の「休場は職場放棄」の言葉を大事にし「それが仕事ですから」と稽古も取り組みも休まない。「諦めきれない自分がいる。だから負けても悔しい気持ちがある」と胸を張った。 華吹の戦後最高齢記録まであと1年7カ月だが「記録のために相撲を取っていない。土俵に上がって相撲を取るのが最大の務め」と自信満々に話す。重みのある言葉に力士としての矜持(きょうじ)を垣間見た。 ◇翔傑 喜昭(しょうけつ・よしあき=本名・仲原克明)1976年(昭51)9月5日生まれ、静岡県天城湯ケ島町(現伊豆市)出身の50歳。三島高(現知徳高)卒業後に元大関・魁傑が師匠を務める放駒部屋に入門し、95年春場所「仲原」で初土俵。師匠の定年に伴い2013年2月に芝田山部屋に転籍。横綱・稀勢の里の付け人も務めた。得意は押し。趣味はぶらり散歩。通算652勝651敗。1メートル83、165キロ。

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