[ 2026年7月17日 05:20 ]
大相撲名古屋場所5日目 ( 2026年7月16日 IGアリーナ )
幕内2場所目の若ノ勝が、平幕・翔猿を力強く突き出して自身初となる無傷の5連勝とした。1メートル78、145キロのガッチリとした体格から繰り出す突き押しが武器の22歳。元三役力士で母校・埼玉栄高の先輩を撃破し、存在感を放った。綱獲りの大関・霧島は平幕・平戸海に押し出され初黒星。横綱・大の里は平幕・美ノ海を押し出し連敗を阻止した。
若ノ勝が堂々と胸を張って花道から引き揚げた。11学年差の埼玉栄高の先輩である翔猿戦。立ち合いから喉輪で相手の上体を起こした。いなされて体勢を崩されたが、慌てない。「よく動いているし、落ち着いて取れた」と最後は力強く突き出した。高校時代、OBとして母校を訪れた翔猿と一緒に汗を流したこともある。新入幕だった先場所は突き落とされたが、雪辱を果たし「うれしい気持ちはある」と端正な顔をほころばせた。 ガッチリとした体格から繰り出す突き押しが持ち味。新弟子の頃は体重126キロほどしかなく、食も細かった。5合の白米、同量のちゃんこなどを約3時間かけて必死に食べながら増量に努めた。入門3年目の春ごろから、やっと体重が増え始め、番付も上り調子。145キロの体を存分に生かし、幕内の土俵を沸かせている。 先場所は9勝6敗。激しい突き押しを武器とした師匠の湊川親方(元大関・貴景勝)からは「(幕内)2場所目で、いろいろ対策されてくるけど、(自分の相撲を)取り切れるように集中していけ」と助言を受けている。師匠譲りの取り口で自身初の初日から5連勝。「まだ3分の1。全敗したら5勝10敗」と満足する様子は一切なく、白星を重ねていく覚悟だ。
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