大相撲の大関安青錦が29日、福岡県久留米市の安治川部屋で、九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)に向けて相撲を取る稽古を再開した。持ち味の低い姿勢の攻めで三段目力士に21戦全勝。故障が重なる悪循環が続いてきただけに「余計な不安はなく、場所に臨めるのはいいこと」と前向きに受け止めた。
左足首や左足親指のけがの回復を優先し、秋場所の千秋楽相星決戦で横綱大の里に敗れた後は、稽古で相撲を取っていなかった。「慣らしていくために20番以上やろうと思っていた。体も動いていたし、悪くなかった」とうなずいた。
昨年の九州場所では初優勝と大関昇進をつかんだ。ウクライナ出身で22歳の大関は「最近は出ることだけを考えていた。先場所に比べれば状態はいい」と断言。思い出の地で4度目の賜杯を抱き、新年に再び綱とりに挑むことができるか。
師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は「足首はだいぶ良くなった。あとは指の付け根の部分が大丈夫かどうか」と語る。今後は約半年ぶりの出稽古を行い、調整のペースを上げていく構えだ。