[ 2026年11月2日 17:49 ]
大相撲の二所ノ関一門は2日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で九州場所(8日初日、福岡国際センター)に向けた連合稽古を行った。2場所連続優勝を目指す横綱・大の里(26=二所ノ関部屋)は大関・琴桜(28=佐渡ケ嶽部屋)と20番連続で取って14勝。稽古後には「番数しっかり取れた。何がダメだったか親方に聞いたりしてまたやっていきたい」と話した。
関取との稽古は福岡入り後初。相四つの相手に対し、左を差し込んでもろ差しを狙う形を徹底した。重さがある大関の圧力と右喉輪で上体を起こす新機軸の取り口に苦戦する場面もあったが、右差しからの寄りや揺さぶりに加え左上手を奪っての攻めなどが光った。最後の1番は強烈な左おっつけも繰り出す納得の締めで稽古を終えた。 横綱の動きなどを動画で入念にチェックした師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「琴桜も調子は良さそう。(大の里は)一番一番意識してできていた。先場所よりかなりできは良いと思う。このまま伸びてくれればい」と納得の表情を浮かべる。その一方で、1年前との比較では「動画で見る感じではもう少しって感じですね」と分析。「これでいいやと思わずに、いい稽古がするのが大事。昨年以上に強くなっていかないと」と今後の追い込みにも期待を寄せた。 入幕後9場所で優勝5度の東京場所に比べ、地方場所での優勝は大関だった昨年春場所の1度。九州場所は昨年終盤で左肩を痛め、その影響で今年前半は思うような相撲が取れずに苦しんだことが脳裏をよぎる。「嫌な残像が残っている場所。それを払拭するように頑張りたい」と大の里は表情を引き締めた。 秋場所で復活優勝を果たし、秋巡業もしっかり体を作り、いい流れで福岡入り。横綱昇進後初の2場所連続優勝へのお膳立ては整った。「勝つ感覚は戻ったと思うので、今年最後の場所をしっかり締めくくりたい。油断は禁物。そういう時に限って痛い目にあうことが多い。残り1週間厳しくやっていきたい」。1年前のリベンジを果たすべく26歳はトップギアへとシフトをチェンジした。
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